2023年12月21日(木)
新基地中止 全国で運動
官邸前
 （写真）辺野古新基地建設の代執行判決を許すなと声を上げる人たち＝２０日、首相官邸前 |
「戦争させない・９条壊すな！総がかり行動実行委員会」は２０日、辺野古米軍新基地建設で国が沖縄県に代わって埋め立て工事の設計変更を承認する「代執行」を認める判決を福岡高裁那覇支部が出したことに抗議し、官邸前行動を行いました。参加者は「辺野古代執行許さない！」「代執行判決は不当」「玉城デニー知事を支持するぞ」「辺野古新基地は断念を！」などと書かれた横断幕やプラカードをかかげて不当判決に抗議し、シュプレヒコールしました。
主催者を代表し、安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長は、判決がこれ以上の基地負担は許せないという沖縄県民の民意、国と対等の立場の自治体の権限を踏みにじるものだとして抗議し、これを強行しようとする岸田政権に対しても強く抗議。「辺野古新基地反対を貫く玉城デニー知事を支え激励し、戦争国家づくりと金権腐敗の岸田政権を許さず、新基地建設中止・普天間基地即時返還へ全国で運動を広げよう」と呼びかけました。
沖縄県の弁護団の加藤裕弁護士が電話で報告し、判決内容について、国の主張を丸のみしたものだと批判しました。
日本共産党の山添拓、立憲民主党の小西洋之、社民党の福島瑞穂の各参院議員があいさつし、沖縄の風の伊波洋一参院議員がメッセージをよせました。山添氏は「自民党政治そのものを終わらせ、基地建設を許さないためにともに頑張りましょう」と訴えました。
