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2023年12月15日(金)

核禁条約は平和けん引

マクガバン議員 米議会で参加訴え

 【ワシントン=島田峰隆】米民主党のジェームズ・マクガバン下院議員は13日、下院本会議での演説で、「米国は禁止条約に参加し、核兵器をきっぱりとなくすべきだ」と語りました。

 マクガバン氏は、11月末にニューヨークの国連本部での核兵器禁止条約第2回締約国会議と並行して開かれた国会議員会議に出席したことを報告。「禁止条約には93カ国が署名しており、条約の条項実施の具体的な措置を議論した。こうしたリーダーシップは評価され、支持されるべきだ」と強調しました。

 国会議員会議では核兵器禁止条約に未参加の国々の議員と交流し、「核兵器の脅威をなくす議論を勢いづかせるためにそれぞれの国や議会で何が必要かについて討論した」と語りました。

 マクガバン氏は、ウクライナを侵略するロシアが核兵器による威嚇を続けていることを批判。「これらの行為は核兵器をめぐる耐え難い真実を明らかにしている。すなわち核兵器は戦争を防ぐどころか、相手を脅迫し、強制し、戦争を促進するために使われている」と指摘しました。

 また「核兵器の脅威をなくす大規模な草の根の運動が必要だ。市民の大規模な運動がなければ核大国は誤った方向に進み続ける」と強調。今年2月に議会に提出した、核兵器禁止条約の目標と条項の支持をバイデン政権に求める法案への賛同を呼び掛けました。

 国会議員会議は国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が主催し、14カ国26人が出席。日本共産党の笠井亮衆院議員も参加しました。


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