しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年12月10日(日)

個人情報流出解明を

宮本岳志氏 自治体外部委託の状況は

衆院総務委

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=7日、衆院総務委

 日本共産党の宮本岳志議員は7日の衆院総務委員会で、NTT西子会社の元派遣社員による個人情報の不正流出には、自治体保有の住民の個人情報も多く含まれており、自治体の外部委託による個人情報保護の状況が明らかになっていないと指摘し、実態解明を求めました。

 NTT西子会社は10月、元派遣社員が900万件もの顧客情報を不正流出させていたと公表しました。

 宮本氏が、個人情報漏えい事案の報告を受理する個人情報保護委員会に「全容の説明を」とただしたのに対し、同委の大槻大輔事務局審議官は「現在調査中のため、詳細は控えさせていただく」と拒否しました。

 さらに宮本氏は「自治体の保有する個人情報を含む流出事件」として、総務省にも説明を要求。同省の山野謙自治行政局長は「33自治体ということは把握している」と答弁。鈴木淳司総務相は「遺憾」だとしながら「総務省ではガイドラインを示し、業務委託の際の契約項目を明記し、必要な対策を求めてきた」と述べました。

 宮本議員は、1万5千人分もの情報が漏えいした岸和田市では契約書が破棄され契約内容がつかめないとして、同委に「社会的影響の大きな事案と認識していると答えた。指導した等の段階で結果を公表すべきだ」と要求しました。


pageup