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2023年12月9日(土)

欠陥機は全面撤去を

赤嶺氏 オスプレイ墜落追及

衆院安保委

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=7日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は7日の衆院安全保障委員会で、鹿児島県・屋久島沖の米空軍CV22オスプレイの墜落事故を取り上げ、事故原因の究明と再発防止策が講じられるまでのオスプレイ全機の飛行停止と全面撤去を求めました。

 赤嶺氏は、2016年にオスプレイが沖縄県名護市沖に墜落した際、日本政府が「安全が確認されるまでの飛行停止」を求めたことに言及。ところが今回は、「安全が確認されてから飛行する」よう求めただけだったとして「なぜ『飛行停止』に言及しなかったのか」とただしました。木原稔防衛相は、「直接的な表現は異なるものの、飛行に関わる安全確認がされなければ、飛行を行わないと求めた」と弁明しました。

 赤嶺氏は、自衛隊関係者からも「安全確認」について、「何を求めているのか、さっぱりわからない」との声が上がっていることを紹介し、「事故原因が究明され、再発防止策が講じられるまで全機の飛行停止を求めるべきだ」と迫りました。

 赤嶺氏は、日本への配備以降も墜落とトラブルを繰り返してきたと指摘。防衛省の大和太郎地方協力局長は、配備後の墜落や緊急着陸、部品落下等が計34件発生していることを明らかにしました。

 赤嶺氏は、「住民の頭上をいつ墜落するかもわからない欠陥機が飛行し続ける現状を、これ以上放置できない」として、「オスプレイは全面撤去すべきだ」と強調しました。


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