2023年12月9日(土)
非正規 処遇の改善を
ハローワーク職員で倉林氏
参院厚労委
![]() (写真)質問する倉林明子議員=7日、参院厚労委 |
日本共産党の倉林明子議員は7日の参院厚生労働委員会で、厚労省の非正規職員の待遇改善を求めました。
厚労省の非正規職員に占める女性の割合は75%で、人数は男性の3倍です。また、女性非正規職員の賃金は、男性の正規職員の42・6%です。倉林氏は「公務の男女賃金格差の現状が、間接差別にあたる認識はあるか」と質問。武見敬三厚労相は「間接差別にはあたらない」と答弁しました。
倉林氏は、ハローワークで働く非正規職員の精神・発達障害者雇用トータルサポーターについて質問。トータルサポーターは、精神・発達障害者の就職、雇用継続支援を行う有資格者が担う専門職です。しかし厚労省は、来年度から同職を廃止し、資格要件も緩和し新たに精神・発達障害者雇用サポーターを設置するとしており、現場から不安の声が上がっています。
処遇も、これまでは日額2万円で月15日勤務でしたが、新たな制度では日額1・6万円で月20日勤務となります。さらに、職を切り替えるにあたり、公募も検討されています。倉林氏は「労働条件の引き下げになる。専門職でありながら非正規で固定化し、公募で経験も評価もリセットする。構造的に賃金が上がらない仕組みを抜本的に見直すべきだ」と厳しく指摘しました。









