2023年12月9日(土)
原因を究明し撤去を
墜落オスプレイ 山添氏が追及
参院外防委
![]() (写真)質問する山添拓議員=7日、参院外防委 |
日本共産党の山添拓議員は7日の参院外交防衛委員会で、鹿児島県・屋久島沖での墜落事故を受け全面飛行停止が決まった米空軍CV22オスプレイについて、徹底的に原因を明らかにし撤去するよう求めました。
飛行停止の情報をいつ知ったのかとただした山添氏に、木原稔防衛相は同日午前9時からの衆院安全保障委員会中だと答弁。山添氏は「ニュースにもなった。大臣が重大な情報をつかんだタイミングが一般の方と同じとは驚きだ」と述べました。
山添氏は、海上保安庁が事故機の部品や残骸を米側に引き渡したことについて、「日本で起きた事故だ。なぜ引き渡さなければならないのか」と追及。屋久島漁協の漁師らに捜索や救助への協力を要請しながら、日米地位協定に縛られ「あとは米側に丸投げだ。あまりに無責任だ」と批判しました。
また山添氏は、オスプレイの事故や緊急着陸が全国各地で多発しながら、何一つ原因究明のないまま飛行が続けられてきたと指摘。今回の墜落原因として懸念されるオスプレイが制御不能に陥る事象は、過去にも発生した可能性があるとして、米側に確認はとれたのかと迫りました。
防衛省の加野幸司防衛政策局長は「米側から調査中だと連絡を受けている」と述べるだけ。山添氏は「原因究明も説明もしない。これが日米同盟の実態だ」と強調し、欠陥機のオスプレイは撤去すべきだと求めました。









