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2023年12月7日(木)

れいわ新選組「修正案」について

穀田国対委員長が会見

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は6日、国会内で記者会見し、れいわ新選組の2023年度補正予算案に対する修正案について見解を述べました。内容は次の通りです。


 れいわ新選組の山本太郎代表が、「れいわ新選組の『修正案』は、まさに政府補正予算案を全否定するために提出したもの。一般会計予算は全てを上書き書き替え」したものとX(旧ツイッター)で表明されています。

 そうであるならば、説明に不備があったと、率直に指摘せざるを得ません。

 れいわ新選組の「修正案」について、山本太郎議員が参院予算委員会で行った趣旨説明には、政府予算案を白紙撤回する旨の表明はありませんでした。また、わが党の予算委員に山本代表が修正案を持参した際も、政府補正予算について、「一般会計予算は全て上書き書き替え」する趣旨の説明はいっさいありませんでした。

 例えば、今国会で、立憲民主党が衆議院で提出した政府補正予算案の編成替えを求める動議では、「歳出の減16・1兆円」と、政府の「経済対策関係費(大阪万博に係る経費)」を全額削除することが示されています。また、今年2月に「れいわ新選組」が提案した本予算についての編成替えを求める動議においても「防衛関係費の削減」など削減するものが示されています。

 一方、今回の補正予算案の修正案の説明として、「れいわ新選組」が作成した「補正予算修正案の項目と修正増減額(一般)の概要」には、歳入については減額補正が記載されていますが、歳出については政府補正予算案の削除は記載されていません。こうしたことから、修正案そのものについては、政府補正予算案を是認するものとなっていると判断しました。

 政府補正予算案を全否定する趣旨の「修正案」であるのであれば、その趣旨が伝わる説明こそ求められたのではないでしょうか。

 なお、一般会計予算を全て上書きし書き替えたものであるとしても、わが党の政策とは異なるものであることから、れいわ新選組の提案に限らず、今国会で他党から衆院に提出された編成替えを求める動議についても反対の態度をとっています。


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