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2023年12月7日(木)

「先生にお金あげて」

東海大教職組スト 学生も飛び入り

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(写真)ストライキ集会を開く東海大学教職員組合と支援者たち=6日、神奈川県平塚市・東海大湘南キャンパス前

 東海大学教職員組合は6日、賃上げを求めて非常勤講師2人が代表してストライキを実施し、神奈川県平塚市の湘南キャンパスの門前で集会を開きました。

 同組合は、東海大では31年も賃上げがなく、非常勤講師のコマ単価は早稲田大、慶応大の3分の2程度と低く、生活が厳しいと強調。職員・専任教員に10%以上のベースアップ(ベア)、非常勤教員に15%以上の賃上げを求めています。

 スト集会には、付属校の東海大学相模教職員組合、キャンパス・関連施設のある札幌地区労連、静岡県評、山梨県労などから支援者が駆けつけ、学生が飛び入りして横断幕を持ちました。

 ストを実施した小原眞紀子さんは、「東海大は非常勤講師の雇い止めも強行している。ストに注目が集まり、大学側が向き合って誠実に対応するよう期待したい」と発言。もう一人の男性講師は「14コマを担当していたが、今年度は1~3コマに減らされ、93%も収入が減って苦しい」と訴えました。

 雇い止めにあったイギリス人講師は、「16年も賃金が上がらず、さらに突然雇い止めにあった。どう考えてもおかしい。声を上げることが重要だ」と呼びかけました。

 飛び入り参加した理学部1年生は、「学費が高いのに、従業員の賃金を上げないのはおかしい。先生にお金をあげて、ぼくたちの学費は下げてほしい」と強調しました。

 日本共産党の、はたの君枝衆院南関東比例予定候補が駆けつけ、激励しました。


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