2023年12月2日(土)
「大運動」の目標総達成めざし必ず飛躍を――4年間の集大成として頑張りぬこう
12月1日 中央委員会常任幹部会
全国の同志のみなさん。
連日のご奮闘に心からの敬意と連帯のメッセージを送ります。
いよいよ歴史的な第29回党大会が目前です。この12月を、大会決議案を全党討論で練り上げつつ、「党勢拡大・世代的継承の大運動」を目標総達成めざして必ず飛躍をかちとる月にするために、全党の同志のみなさんの総決起を心から訴えます。
11月に前進の流れをつくった“二つの推進力”――党大会決議案と「第二の手紙」
全国の同志のみなさん。
11月の「大運動」の結果は、党員拡大では、6355人に入党を働きかけ、710人が入党を申し込み、「大運動」では最大の成果となりました。民青同盟が2大会連続で拡大目標を達成し、全国大会が画期的成功をおさめたことも大きな希望です。
「しんぶん赤旗」読者拡大では、日刊紙265人増、日曜版1187人増、電子版15人増と、「大運動」に入って初めて日刊紙・日曜版の両方で明確な前進をかちとり、日曜版では「大運動」に入ってからの後退を取り戻し、前進に転じることができました。全党のみなさんの大奮闘のたまものであり、重ねて心からの敬意を表します。
11月に前進の流れをつくりだした力は何だったか。一つは、第29回党大会決議案が、党綱領への確信、党への誇り、強く大きな党づくりへの決意を呼び起こしていることです。もう一つは、第9回中央委員会総会の「第二の手紙」にもとづく「六つの挑戦」のよびかけが、支部と党員の“踏みきり”を励ましていることです。この“二つの推進力”が合流し、「大運動」に立ち上がる支部と党員が広がりはじめ、「大運動」の確かな前進の流れがつくられている――ここに12月のとりくみに生かすべき一番の教訓があります。
この運動の水準に甘んじるわけにいかない――文字通りの全支部・全党員運動で必ず飛躍を
全国の同志のみなさん。
同時に、私たちは、この運動の水準に甘んじるわけにはいきません。この運動の延長線上で歴史的党大会を迎えるわけにはいきません。「大運動」の目標総達成のためには、11月のとりくみの規模を大きく飛躍させることがどうしても必要です。その道はただ一つです。12月こそ、「大運動」を文字通りの全支部・全党員の運動にしていくために、ありとあらゆる力をつくすことを、心から訴えます。
ここで直視すべきは、11月の前進の流れは、広がりつつあるものの、なお一部の支部、一部の党員の奮闘によるものだということです。11月に入党の働きかけを行った支部は2割程度、読者拡大で成果をあげた支部は3割程度です。大会決議案を届けた党員は47%、読了した党員は12・6%、討議を開始した支部は37・4%です。「第二の手紙」を討議・具体化した支部は66・2%です。
すべての支部・グループのみなさんに訴えます。みんなが立ち上がれば、運動の飛躍をつくることは必ずできます。党大会決議案をすべての党員に届け、すべての支部で討議し、すべての支部と党員が「第二の手紙」の「六つの挑戦」に踏み出そうではありませんか。みんなの力を一つに集めて、歴史的党大会を成功させようではありませんか。
党機関役員、地方議員、支部の指導部のみなさんに訴えます。党大会決議案を読んでの自らの感動を熱く語り、その熱気を支部と党員のみなさんに伝え、熱気を全党で共有し、支部と党員のみなさんと力をあわせて、全党運動をつくりだすためのイニシアチブを発揮して奮闘しようではありませんか。
全党のみなさん。この12月こそ「大運動」の目標総達成めざして必ず飛躍をかちとる月にするために総力をあげましょう。全国の支部・グループで、都道府県・地区で、「130%の党」への最初のハードル=前回党大会現勢の回復・突破をはかる期日を明確にして奮闘することを呼びかけるものです。
12月ならではの条件を生かし、全党が総決起しよう
全国の同志のみなさん。
文字通りの「全党運動」をつくりだすために、12月ならではの活動の節と条件を徹底的に生かすことを訴えます。
――支部総会、都道府県・地区党会議を、党大会決議案を練り上げるとともに、「大運動」の総決起の場として成功させましょう。参加した代議員・評議員を先頭に、「第二の手紙」の「六つの挑戦」にその場から踏み出しましょう。党費を集め、全党員の結集を強めましょう。
――11月、党員拡大の大きな力となった「集い」を、12月は、支部・グループ、自治体・行政区単位で、全国すみずみに広げぬきましょう。福岡での志位委員長の最新の「四問四答」ユーチューブ動画・DVD(48分)を活用し、すべての支部で「集い」を開き、入党を正面から訴える機会にしましょう。
――「若者タウンミーティング」、民青全国大会での志位委員長のあいさつを力に、青年学生党員の拡大をすすめ、民青への援助を強めましょう。
――大会決議案とセットで「しんぶん赤旗」見本紙を全党員に届けるとりくみを大いに発展させ、12月こそ全党員が参加する読者拡大の運動をつくりましょう。12月末までの購読中止予定の読者に、歴史的党大会の意義を訴え、購読の継続を訴えるとともに、日刊紙購読を広げる独自の活動を強めましょう。
――各都道府県委員会・地区委員会が、11月の到達点と克服すべき課題を明確にし、“党会議を節にした集中作戦を提起する”“置いてきぼりの支部、党員を絶対つくらない”など、党機関の強力なイニシアチブを発揮しましょう。
一日一日を4年間の集大成として頑張りぬき、歴史的大会の成功を
全国の同志のみなさん。
最後に訴えたいことは、党大会までの残された一日一日を、前大会以来の4年間のたたかいの集大成として頑張りぬき、歴史的大会の成功に結実させようということです。
4年前に全党の英知を結集して決定した改定綱領が、内外の激動の情勢のなかで大きな力を発揮しています。ロシアによるウクライナ侵略、イスラエルによるガザでのジェノサイドの危機という深刻な逆流のもとで、「どんな国であれ覇権主義を許さない」「国連憲章にもとづく平和の国際秩序を築く」と改定綱領に書き込んだことがいかに先駆的なものかが、危機と激動のなかで日々明らかになっています。党綱領に「ジェンダー平等」を明記したことが、「女性の世界史的復権」ともいうべき歴史的大激動とも響きあい、わが党への新しい信頼と期待を広げています。
2021年の総選挙では、第28回党大会第一決議にもとづき、党史上はじめて野党共闘で政権交代を実現しようという大義あるたたかいに全党が挑戦しました。このたたかいは支配勢力の激しい妨害と攻撃を呼び起こし、その攻防は現在進行形で続いていますが、全党の結束した奮闘によって、岸田自公政権のゆきづまりは誰の目にも明らかとなり、新しい情勢の潮目の変化をつくりつつあるなかで私たちは党大会を迎えようとしています。
党建設では、党大会第二決議にもとづき、7中総の「手紙」と「返事」のとりくみ、9中総の「第二の手紙」のとりくみをはじめ、双方向・循環型の新しい活動を開拓してきました。世代的継承のとりくみで、青年・学生、職場、真ん中世代の三つの分野で、これまでにない自覚化をはかり、前進の確かな足がかりをつくりだしてきています。党員拡大を党建設の根幹にすえて日常化をはかるとりくみにも新たな努力を重ねてきました。どれもが努力の途上にありますが、「この道でこそ強く大きな党をつくれる」という法則的な方向を、全党の努力によって開拓してきました。
いま、その成果のすべてを強く大きな党づくりに実らせる時です。すべての支部・グループ、すべての党員の力を集めて「大運動」を成功させ、必ず党勢の飛躍的前進をつくりだして党大会を迎えようではありませんか。
私たちも一日一日全力で頑張りぬきます。








