2023年12月2日(土)
平和構築へ地域外交
デニー知事 県政報告会
 （写真）平和で明るい沖縄の実現に向け「団結がんばろう」を三唱するデニー知事（中央）ら＝11月29日夕、那覇市 |
沖縄県の玉城デニー知事は１１月２９日、県政報告会を那覇市内で開きました。名護市辺野古の新基地建設をはじめ基地問題に県政運営業務の大半を割かなければならない中でも、県民の利益向上のため多くの施策を行っていることを説明しました。
デニー知事は、沖縄の自立的発展と、県民が豊かさを実感できる社会の実現のためには、「東アジアをはじめアジア太平洋地域の平和と安定が必要」と指摘。沖縄の歴史、文化、自然などのソフトパワーを生かし、積極的に沖縄の平和を希求する心を発信することで、平和構築に貢献する地域外交に取り組み始めたことを報告しました。
この間、自身や副知事が訪問した中国、韓国、ハワイ、台湾では、経済や文化の交流を発展させることを通じ相互理解を深めていく上で対話ができたと強調。９月に訪問した国連では、過重な基地負担が沖縄の人権、自治などを侵害している現状を伝え、「国際社会で同じ課題を抱えている方々と連携し、沖縄における問題が実は沖縄だけの問題ではない、そして対話による信頼関係の構築が必要だと確認することができた」と語りました。
デニー県政を支える県議会与党会派の議員が紹介され、日本共産党県議団も登壇しました。
