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2023年11月29日(水)

米下院議員のマクガバン氏“核兵器は廃絶できる”

国連本部 国会議員会議で確信

 【ニューヨーク=島田峰隆】米連邦下院に核兵器禁止条約を支持する法案を提出している民主党のジェームズ・マクガバン下院議員は27日、第2回締約国会議に合わせて開かれた国会議員会議への出席後に国連本部前で記者会見し、「各国議員と対話し、核兵器は必ず廃絶できると確信できた。世界中の国会議員と協力したい」と語りました。


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(写真)記者会見する(左から)サバドサ、マクガバン、キッド、カウニーの各氏=27日、ニューヨーク(島田峰隆撮影)

 マクガバン氏は「核廃絶には道徳的に大義がある」と強調しました。「国会議員会議に参加した二十数カ国の議員らが各国で核廃絶の重要性を訴えれば変化を起こせる。廃絶までは時間と努力が必要だろうが、私はこの場に来る前よりも今は希望を感じている」と述べました。

 また米議会で核兵器禁止条約を支持する法案を可決するために「民主党にも共和党にも圧力になる草の根からの運動をつくっていきたい」と抱負を語りました。

 マクガバン氏は今年2月、核兵器禁止条約の目標と条項を支持するようバイデン政権に求める法案を下院に提出しました。バイデン政権は核兵器禁止条約への参加を拒否していますが、法案の賛同者は11月末現在、下院の定数435の1割に迫る42議員に上っています。

 記者会見にはアイオワ州デモインのT・M・フランクリン・カウニー市長、マサチューセッツ州のリンジー・サバドサ州下院議員、英スコットランド議会のビル・キッド議員が同席しました。


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