2023年11月25日(土)
迷走の延伸計画中止を
北陸新幹線 京都でパレード
|
京都の地下を縦断する北陸新幹線の延伸計画(敦賀―新大阪間)にストップをかけようと、住民団体が呼びかけたパレードが23日、京都市内で行われ、240人が参加しました。
国は、今春の着工を断念し、推進派から別ルートが示されるなど計画は迷走しています。一方で、本来は事業の認可後に行うべき地質調査が京都市内ですすめられています。
京都市役所前のリレースピーチでは、市民が地下水の枯渇や膨大な残土処理とヒ素の影響などを次つぎに告発。
環境アセスメントの受け入れを拒否している南丹市美山町田歌区の長野宇規氏は「京都が育んできた大事な河川や流域に負の影響をもたらす。採算がとれない新幹線を建設すれば将来の世代にさらなる負担を残す。絶対に建設させてはならない」と述べました。
来年2月の京都市長選に立候補を表明している福山和人弁護士は「京都市がこの計画に手を出したら、おそらく1000億円単位の借金が残り、ほんまに財政は破たんする。そんなお金があるなら福祉に回せと言いたい」と力を込めました。
日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は「前倒しで調査費用を盛り込んだが、調べるほど難関工事が明らかになる。市長選で勝って必ずとめよう」と語りました。