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2023年11月25日(土)

収入不記載は故意 濃厚

衆院予算委で宮本徹氏 自民パー券問題追及

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(写真)質問する宮本徹議員=24日、衆院予算委

 日本共産党の宮本徹議員は24日、衆院予算委員会で、自由民主党の主要5派閥が政治資金パーティー券収入を不記載にしていた問題をただしました。

 宮本氏は、平成研究会の収支報告書で不記載になっていた「全国介護福祉政治連盟」と「整形外科医政協議会」の二つの政治団体について、「収支報告書作成の際に派閥の側にパー券の金額の問い合わせをしていると聞いている。平成研との間で、パー券をいくら購入したかやり取りがあったのではないか」とただしました。

 平成研の事務総長を務める新藤義孝経済再生担当相は「政治資金の処理は適正に行われている。政治団体と連絡を取ることはあるが、調整はしていない」と答えました。

 宮本氏は「ある政治団体は、清和政策研究会、志帥会、宏池政策研究会から、パー券をどれだけ購入したかの確認があったと述べている」として、政治団体とのやり取りをただしました。岸田文雄首相は、「事務連絡で事実を確認することはありうる」と答弁しました。

 宮本氏は「パー券の購入金額を確認しながら不記載にしたのは不可解。意図的な不記載としか考えられない」と指摘しました。

 さらに、宮本氏は、宏池会(岸田派)が昨年2度にわたり、収支報告書を訂正していることをあげ「不記載の指摘があれば、全体を確認するのが当たり前だ。2度とも指摘の範囲でしか訂正していない。政治資金規正法の主旨に反する」とただしました。岸田首相は「指摘を受けた点は訂正した」としか答えませんでした。

 宮本氏は「宏池会含め他の派閥も、指摘の部分だけ訂正している。単なるミスとの言い訳は国民に通用しない。パーティー券の問題は闇が多すぎる」と批判しました。


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