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2023年11月24日(金)

沖縄県民平和大集会

不条理にひるまない

デニー知事の訴え

 沖縄県の玉城デニー知事が、23日に開かれた「県民平和大集会」で訴えた発言(要旨)を紹介します。


写真

(写真)来賓あいさつする玉城デニー知事=23日、那覇市

 なぜ日本政府は沖縄の不条理に正面から向き合おうとしないのか。その不条理が存在する限り、絶対にひるまず行動し、平和のため声を上げ続けていこうではありませんか。

 平和でなければ観光客は来ません。経済も回りません。シェルターにばかり逃げていたら勉強も、仕事もできません。その姿を私たちはパレスチナ自治区ガザ地区や、たくさんの悲劇に見舞われ、逃げる場所すらない人々の表情に見て、危機感を抱いていると思います。

 沖縄戦の歴史や27年間の米軍施政権下で人権をじゅうりんされてきた事実を踏まえ、復帰51年たっても日本全体の70%余りの米軍基地を押し付けられている不条理を正していかなければならない。

 子どもたちの未来が戦争の未来であってはなりません。誰ひとり取り残さない、本当に優しい社会をつくりたいのであれば、いま私たちが求めている平和の思いを全国で、全世界で共有するために行動し、声をあげていきましょう。

 ぐすーよ、まきてーないびらんどー(みなさん、負けてはなりませんよ)。毎日の苦しい状況があったとしても、私でさえ頑張ることができています。みんなが一緒であれば、必ずその頑張る気持ちが一つにつながります。


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