2023年11月19日(日)
フリーランスを守れ
倉林議員 保護へ法整備を要求
参院厚労委
![]() (写真)質問する倉林明子議員=16日、参院厚労委 |
日本共産党の倉林明子議員は16日の参院厚生労働委員会で、労災保険の特別加入制度の対象業務拡大の議論が進んでいることについて、フリーランスとしての保護だけでは不十分だとして、広く労働者として保護する法整備を求めました。
現在、労政審では、フリーランス新法の附帯決議や「成長戦略等のフォローアップ」で新法の対象となるフリーランスを労災保険の特別加入制度の対象に追加するよう求められていることを受けて、対象拡大の議論が進められています。しかし同制度は、加入は任意で保険料も加入者負担です。
倉林氏は「一般の労働者保護との格差はあまりにも大きい」と指摘。その上で、フリーランスは、週の就業時間が60時間を超える割合が一般の労働者と比較して高い傾向があるなど、より保護が必要だと指摘し、対象拡大だけでは十分に救済されないと主張しました。
さらに、特別加入制度の対象拡大はフリーランスとしての保護であり、実態は労働者なのにフリーランスとして働く、偽装フリーランスは二重に救済されないと指摘。「フリーランスを実態は雇用として労災認定する事例も増えている。偽装フリーランスを救済するためにも、広く労働者と認めて保護する法整備こそ急いでやるべきだ」と迫りました。









