2023年11月18日(土)
規制緩和の狙い批判
高橋議員 ライドシェア問題で
衆院特別委
![]() (写真)質問する高橋千鶴子議員=14日、衆院地こデジ特委 |
日本共産党の高橋千鶴子議員は14日、衆院地域・こども・デジタル特別委員会で、一般ドライバーが自家用車で有償送迎するライドシェアについてただしました。
政府はデジタル行財政改革会議や規制改革推進会議でライドシェアについて規制緩和の議論を進めています。
高橋氏は、河野太郎デジタル行財政改革担当相が「守るべきは規制ではなく、移動の自由」と述べているとして目指す姿は何かと質問。河野担当相は「自動運転やタクシーの規制緩和、俗にいうライドシェアの導入拡大で移動の自由を保障したい。ライドシェアに定義はなく、諸外国ではいろいろ行われており、ざっくりそういうもの」と答弁しました。
高橋氏は、10月に開催されたデジタル行財政改革課題発掘対話で、金丸恭文アドバイザリーボード構成員が「河野大臣によって、ライドシェアという言葉を政府の会議で使えることになったことは大きな進展」と発言したことを紹介。金丸氏が参加していた2019年の政府の未来投資会議でメンバーの竹中平蔵氏が「日本がライドシェアで出遅れ1兆円逃した」と発言したことをあげ、大胆な規制緩和で営利型のライドシェア導入を考えているのかと追及しました。河野担当相は「移動の自由が保障されれば買い物の回数も増え、余計に買おうかとなり経済効果はある」と答えるのみでした。
高橋氏は、河野担当相が繰り返す通学、通院などの足を守るためだけの話なら、国交省の話であり河野担当相の出番ではないと指摘し「この答弁も議事録に残る」とくぎをさしました。









