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2023年11月18日(土)

米スタバ200店以上スト

労組、誠実な交渉を迫る

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(写真)スターバックスに労働環境の改善などを求める全国一斉ストに参加する人たち=16日、バージニア州アーリントン(石黒みずほ撮影)

 【ワシントン=石黒みずほ】米コーヒーショップ大手スターバックスの労働者が16日、労働組合との誠実な交渉や労働環境の改善を会社側に求めて一斉ストライキを行いました。労組結成を進める「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド」によると、200以上の店舗で行われ、数千人が参加しました。

 この日は、同社が特定の飲み物を注文した客に赤いカップを無料提供するキャンペーンの日で、1年で最も多忙な日です。

 米首都ワシントンに隣接するバージニア州アーリントンの店舗前では、参加者は「労働協約なしにコーヒーはない」と書いたプラカードを掲げ、スターバックスの労働環境を記したリーフを配布。多くの通行人が受け取りました。

 同店舗では昨年11月に労組を結成。その運動に関わったジェイド・コラーさん(34)は「(会社は)人手不足の解消よりも自分たちの利益を優先している」と批判し、労組との交渉に誠実に応じるよう求めました。

 労働者はこれまでに360以上の店舗で労組を結成しました。会社側は交渉に応じず、活動家を解雇しています。6日には3%の賃上げを発表しましたが、労組を結成した店舗の従業員を除外しました。


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