2023年11月17日(金)
ベトナム理論研究団と山口党社研副所長らが意見交換
![]() (写真)ベトナム共産党理論研究訪問団のトー・フイ・ルア団長(左から3人目)らと会談する山口富男社会科学研究所副所長(右から2人目)ら=16日、党本部 |
ベトナム共産党のトー・フイ・ルア元政治局員を団長とする中央理論評議会の理論研究団が16日、日本共産党本部を訪れ、山口富男幹部会委員・党社会科学研究所副所長らと意見交換しました。
山口氏はベトナム側の要望に応じ、社会主義論に関する日本共産党の理論活動の発展について報告しました。日本共産党が自主独立路線のもと自らの責任でマルクスの理論の研究を進めてきたことを紹介、社会主義・共産主義の社会が資本主義の諸矛盾を乗り越えて人間の自由で全面的な発展に道を開き、それがさらなる発展の原動力になることを党綱領で明確にしてきたと述べました。
元理論評議会議長のルア氏は、ベトナム共産党が社会主義志向の先進国入りを目標にドイモイ事業を推進する中で、次期党大会の理論的基礎となる研究をしており、発達した資本主義国での社会変革を目指す日本共産党の理論と実践に注目していると発言しました。
研究団からはAIなど技術革新が進む中での労働者の状況、男女の賃金格差是正など各分野での国民運動、日本共産党の役割などさまざまな質問が出され、率直に意見交換しました。
会談には日本側から田川実国際委員会事務局長、村主明子学習・教育局長代理、ベトナム側から理論評議会のグエン・バン・タイン副議長、ホアン・チー・バオ博士、グエン・ビエット・タオ博士、ファム・クアン・ヒエウ駐日大使らが参加しました。