2023年11月16日(木)
岡山空港 軍事利用するな
空自戦闘機着陸に市民抗議
![]() (写真)市民とともに「岡山空港の軍事利用するな」と訴える垣内氏(前列右端)=15日、岡山市 |
岡山桃太郎空港(岡山市北区)に15日午後1時ごろ、航空自衛隊のF2戦闘機4機が着陸し、「岡山空港を軍事利用するな」と空港入り口に集まった市民約110人がプラカードを掲げて抗議の声を上げました。
10日から全国各地で始まった自衛隊の統合実動訓練の一環で、攻撃を受けた自衛隊基地が使用できなくなる事態を想定。防衛省の協力依頼に伊原木隆太県知事が応えたもので、同空港で防衛訓練目的の戦闘機離着陸・燃料補給は初めてです。
「岡山空港の軍事利用を許さない実行委員会」の大西幸一県平和委員会会長は「県民を無視し、平和の窓口である空港での軍事訓練に怒りを持って抗議する」とスピーチ。
日本共産党の垣内京美衆院中国比例予定候補は「戦争の準備が身近に行われている。一緒に抗議の声を上げよう」と呼びかけました。
地元の女性(52)は「こんなに怖い体験を沖縄の人たちに毎日押し付けていたのか」と語り、「地元は親世代からずっと空港の滑走路延長や道路拡張は『戦争に使われるようになる』と抗議してきた。次の世代の平和のために私はここにいなければと参加しました」と話しました。
実行委員会は県庁前でも抗議し、県に要請書を手渡しました。
![]() (写真)キーンとごう音を立てて岡山桃太郎空港に着陸するF2戦闘機=15日、岡山市 |