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2023年11月12日(日)

攻撃中止し即時停戦を

穀田氏、外交努力求める

衆院外務委

写真

(写真)質問する穀田恵二議員=10日、衆院外務委

 日本共産党の穀田恵二議員は10日の衆院外務委員会で、日本政府が過去のイスラエルによる攻撃に対し、戦闘の即時停止を求めていた事実を示し、人道危機が深刻なガザでの即時停戦を今強く求めるべきだと迫りました。

 穀田氏は、2006年6月にイスラエル軍によるガザ北部への攻撃が行われた際、日本政府は「外務報道官談話」でイスラエル政府に自制を要請し、「パレスチナ民間人の死傷及び民間施設の破壊をもたらす行動を避けること」を求めていたと指摘。翌7月のイスラエル軍によるレバノン侵攻で多数の民間人が死傷した際は同談話で正面から、「これ以上の民間人の被害を防ぎ、事態のさらなる悪化をもたらさないよう即時停戦を求める」としていた事実を挙げ、認識をただしました。

 上川陽子外相は、「人道目的の戦闘休止をイスラエルに求めている」と繰り返すだけでした。

 穀田氏は、日本政府は当時、「即時停戦」こそ「これ以上の民間人の被害」と「事態の悪化」を回避する行動だとの立場をとっていたということだと強調。「主要7カ国(G7)外相会合の共同声明で、イスラエルの行動を『自衛権』として容認しているために、国際法違反だと批判できず、停戦も求められない。あまりに情けない態度だ」と批判し、攻撃中止と即時停戦、国連総会決議順守のための外交努力を尽くすべきだと求めました。


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