しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年11月12日(日)

ガザ攻撃 中止求めよ

赤嶺氏、政府の姿勢追及

衆院安保委

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=9日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は9日の衆院安全保障委員会で、イスラエルによるガザ地区などへの軍事攻撃を取り上げ、攻撃中止を求めない政府の姿勢を追及しました。

 赤嶺氏は、上川陽子外相が衝突後初のイスラエル外相との電話会談(10月12日)で、「自国及び自国民を守る権利を有することは当然」と伝えたことに言及し、イスラエルによる軍事攻撃を容認しているのかとただしました。上川氏は同じ発言を繰り返したうえで、「すべての行動は国際法に基づいて行われなければならない」と述べました。

 赤嶺氏は、ガザ地区が世界で最も人口密度が高い場所の一つで、「そこで空爆や地上侵攻を行えば市民に甚大な犠牲が出ることは明らかだ」と指摘。現に攻撃開始後の1カ月、病院や学校、難民キャンプなどが連日攻撃されてきたとして、今月の中東訪問で「なぜ正面から軍事攻撃の中止を求めなかったのか」と追及しました。上川氏は「国際人道法の規範は守らなければならない」と述べるだけでした。

 赤嶺氏は、政府が従来は欧米と一線を画し、パレスチナ・イスラエル双方に自制と対話を求めてきたことを挙げ、「暴力の応酬に加担するなど絶対にやってはならない」と強調しました。


pageup