しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年11月12日(日)

敵基地攻撃能力「速やかに整備」

首相 自衛隊観閲式で訓示

 岸田文雄首相は11日、航空自衛隊入間基地(埼玉県)で開かれた航空観閲式で訓示しました。安保3文書で憲法違反の敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を盛り込んだことに触れ「(長射程の)スタンド・オフ・ミサイルの整備を速やかに進める」と述べました。

 政府は、米国製長距離巡航ミサイル「トマホーク」の取得や国産長射程ミサイルの整備の前倒しを検討するよう指示。2023年度補正予算案にミサイルの開発費を盛り込み、開発の加速化を狙っています。

 首相は訓示で、英国やイタリアと共同開発する次期戦闘機は「次世代のつばさだ」などとし、「3カ国の技術を結集し、航空優勢を確保できる優れた戦闘機の開発を期待する」と強調しました。宇宙空間の軍事利用は「戦略的に極めて重要だ」とし、27年までに「航空自衛隊を航空宇宙自衛隊とする」と述べました。

 また、「ハラスメントを一切許容しない環境をつくり、仲間同士助け合って任務に臨んでほしい」とし、ハラスメントの根絶を呼びかけました。


pageup