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2023年11月11日(土)

国家公務員の女性非常勤

井上氏「指針に待遇改善明記を」

参院内閣委

写真

(写真)質問する井上哲士議員=9日、参院内閣委

 日本共産党の井上哲士議員は9日の参院内閣委員会で、日本共産党が要求してきた男女間賃金格差の公表が始まったことをふまえ、国家公務員の男女賃金格差についてただしました。

 井上氏は、各府省が公表している男女間の賃金格差で、内閣府本府の格差が最も大きく、その背景として非常勤の女性職員が多いことを指摘。にもかかわらず、女性活躍推進法に基づく内閣府の行動計画に女性の非常勤職員に固有の問題や、その改善を図るための記述が何もないことを厳しく批判しました。

 各府省の行動計画は、内閣人事局の「指針」に基づいて作成されています。井上氏は、そもそも「指針」が非常勤職員の処遇改善に触れていないことを明らかにし、「非常勤職員の処遇改善について明記されるよう指針を改めるべきだ」と求めました。

 内閣人事局の窪田修人事政策統括官は「非常勤職員の処遇改善は重要であり、どのように記述するか各府省と相談したい」と答弁しました。

 井上氏は、先日発表された政府の経済対策に男女間賃金格差の是正が一言も書かれていないと述べ、「経済対策にジェンダーの視点を取り入れるべきだ」と質問。加藤鮎子男女共同参画担当相は「さまざまな政策にジェンダーの視点を取り入れることは重要。担当大臣として努力していきたい」と述べました。


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