2023年11月10日(金)
議員はガザ即時停戦へ行動を
米議会職員100人 職場を一斉退出
【ワシントン=石黒みずほ】米連邦議会で各議員の事務所で働く職員100人超が8日、連邦議員に対し、イスラエルが攻撃を強めるパレスチナ自治区ガザでの即時停戦に向けた行動をとるよう求め、職場を一斉に退出しました。
職員有志の「今こそ停戦を求める議会職員」は議会前に集結。花を供えて、イスラエルとパレスチナで亡くなった全ての犠牲者を追悼しました。
代表者が声明文を読み上げ、ハマスによる攻撃とイスラエル政府による過剰な報復に「ぞっとしている」と述べました。
「選挙区の人たちは停戦を求めており、その電話に受け答えするのが私たち職員だ」と表明。「議員のほとんどは自身が代表する有権者の声を聞いていない」と指摘し、即時停戦や人質の解放、緊張緩和に向けて声を上げるよう求めました。
米下院では、ブッシュ議員(民主)が、バイデン大統領に停戦に向けた外交を求める法案を提出しましたが、共同提案者は18人にとどまっています。
国民の中には停戦を求める声が高まっています。米世論調査会社「データ・フォー・プログレス」の調査によると、バイデン政権は直ちに停戦を呼び掛けるべきだと回答した人は、有権者の3分の2に上っています。








