2023年11月8日(水)

岡山桃太郎空港　演習に使うな

知事に４団体申し入れ

（写真）危機管理課長（手前右）に要望書を手渡す参加者ら＝６日、岡山県庁

　岡山桃太郎空港（岡山市北区）でのＦ２戦闘機の離着陸訓練など自衛隊統合演習（１０～２０日）に対し、県平和委員会、安保破棄県実行委員会、民主県政をつくるみんなの会、平和民主革新をめざす岡山の会の４団体は６日、防衛省に演習の中止を求めるよう、空港を管理する伊原木隆太県知事に申し入れました。

　県危機管理課の千田元久課長は、(1)国からの要請があった(2)災害対応にも資する(3)岡山空港条例に照らして禁止行為がない（弾薬を搭載しない確約がある）ことから最終的に知事の判断で演習への協力を決定したと説明。参加部隊など具体的訓練内容は「確認していない」と答えました。

　参加者からは「空港は県民の財産だ。国から打診があった段階で県民の代表である議会で決定を協議すべきだ」「民間空港は人道法上守られる対象だが、県が岡山空港を軍事目的の施設として受け入れる意思表示をしたことは県民の命に関わる重大問題だ」など怒りの声が出ました。

　同４団体は１５日に空港軍事利用への抗議行動を予定しています。

　日本共産党の垣内京美衆院中国比例予定候補、衆院岡山選挙区の３予定候補、県議や市議らが同席しました。