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2023年11月4日(土)

憲法生かし大軍拡阻止

公布77年 国会前に4000人

小池書記局長あいさつ

 日本国憲法が公布されて77年の3日、全国各地で憲法を生かした社会の実現を求める宣伝や講演会が行われました。国会正門前では、総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクションが主催した憲法大行動が取り組まれ、強い日差しのもと市民と野党国会議員ら4000人(主催者発表)が、「戦争反対」「憲法生かして暮らしを守ろう」とコールしました。


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(写真)「憲法守れ」と声を上げる人たち=3日、国会正門前

 主催者あいさつをした総がかり行動実行委の藤本泰成共同代表は、ウクライナ侵略、パレスチナでの紛争を止めるため「世界が考えなくてはいけないのは平和主義の具現化だ。報復でない努力が必要だ」と強調。「平和憲法を守るためにこれまでもこれからもみなさんと考え、行動していきたい」と訴えました。

 憲法研究者や弁護士、医師、市民が発言。日本体育大学の清水雅彦教授は、政府の敵基地攻撃能力について「敵基地に限定していない。『敵地攻撃』『全面攻撃』と言えるものだ」と述べました。

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(写真)連帯のあいさつをする小池晃書記局長(中央)と山添拓(左)、吉良よし子(右)の両参院議員=3日、国会正門前

 日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組、「沖縄の風」の国会議員があいさつ。日本共産党の小池晃書記局長は、イスラエルの国際法違反のガザ攻撃の中止を求めず、国連総会で人道的休戦決議に「棄権」した日本政府を批判し、「平和的生存権と戦争放棄を宣言した憲法と平和外交の出番だ」と強調。岸田政権発足の2年間で軍事予算は2・5兆円増えたと告発し、暮らしも平和も財政も危機にさらす大軍拡を止めようと呼びかけました。11月3日に「明治の日」を加える動きについて「戦前に戻す動きを止めよう」と呼びかけました。吉良よし子、山添拓両参院議員が参加しました。

 幼い息子と参加した埼玉県吉見町の男性(41)は「戦争や武力行使をさせないため、宣伝・署名・動画で訴えていきたい」と語りました。


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