2023年11月3日(金)
Dappi賠償判決確定
正体など不明点残ったまま
野党を中傷する匿名のツイッターアカウント「Dappi」の投稿をめぐる裁判で、発信元となっていたワンズクエスト社の社長らに計220万円の賠償を命じた東京地裁判決が確定しました。
ワンズ社側が期限までに控訴していないことが本紙の取材でわかりました。判決は10月16日にあり、「投稿は会社の業務として、社長の指示の下、従業員あるいは社長によって行われた」と、会社ぐるみの投稿だったことを認定。立憲民主党の小西洋之、杉尾秀哉の両参院議員への賠償と、名誉毀損(きそん)が指摘された投稿の削除も命じています。現在Dappiのアカウントはなくなっています。
裁判では、ワンズ社の社長への尋問が行われました。社長は自身の投稿を否定する一方で、投稿者については証言拒否で通しました。判決は「社長の可能性は相応にある」としましたが、「Dappi」の正体など多くの不明な点が残ったままとなっています。








