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2023年11月1日(水)

柿沢副大臣が辞任

江東区長の違法広告に関与

 自民党の柿沢未途法務副大臣=衆院東京15区=は31日、小泉龍司法相に辞表を提出し、政府は同日、持ち回り閣議で受理しました。4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生区長の陣営が、選挙期間中に公職選挙法が禁ずる投票を呼び掛けるインターネット上の有料広告を掲載した問題に、柿沢氏が関与していたといいます。

 問題の発覚を受け木村氏は26日、区長辞職の意向を表明。一部報道によると、柿沢氏は木村氏側にネット広告の利用を勧めていたといいます。小泉法相は31日の記者会見で、柿沢氏が関与を認め、「違法だという認識はなかったものの深く反省している」と電話で報告してきたことを明らかにしました。

 9月発足の第2次岸田再改造内閣の政務三役辞任は、不倫報道を受け辞任した山田太郎前文部科学政務官に続いて2人目です。

 岸田文雄首相は31日の参院予算委員会で「任命責任を感じなければいけない」と発言。立て続けに起きた不祥事は「適材適所」による人事だとのこれまでの説明を覆すもので、首相自身の責任が厳しく問われます。

 柿沢氏は2009年衆院選に旧みんなの党から出馬し初当選。21年の前回衆院選後に自民党から追加公認を受けました。当選5回。今年9月に法務副大臣に就任しました。


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