2023年10月29日(日)
サンゴの海 埋め立てるな
辺野古 代執行に抗議
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沖縄県名護市辺野古の新基地建設阻止に向け活動を続けるヘリ基地反対協議会は28日、国が大浦湾の埋め立てに関し、玉城デニー知事の権限を奪おうと「代執行」訴訟を提起した横暴を許さないと、埋め立て海域の護岸前の海上から抗議の声をあげました。
照りつける日差しの下、浅瀬の底まで透き通ったエメラルドグリーンの海の上をカヌー20艇や抗議船、ボートが航行。参加者は船の上から「サンゴ殺さないで!」「代執行 許すな」などのメッセージが書かれた幕を掲げました。
ヘリ基地反対協の仲本興真事務局長の発声に合わせて「ジュゴン、サンゴ、ウミガメを殺すな」「土砂投入をするな」などのシュプレヒコールが行われました。
「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」の福元勇司事務局長は、国が大浦湾の軟弱地盤の改良工事に伴って、生物多様性豊かな海に7万本以上もの砂ぐいを打ち込もうとしていると指摘。「デニー知事は科学的、技術的事実に基づいて埋め立ててはならないと不承認を貫き、代執行に立ち向かう決意をした。決して諦めることなく知事を支え、沖縄の未来、日本の自治と民主主義を守っていこう」と呼びかけました。