2023年10月28日(土)
万博中止・労働者の健康守れ
協会・推進局に署名2万人分
大阪自治労連など
![]() (写真)万博推進局担当者(左端)に要請書を手渡す(左2人目から右へ)坂田、小松、橘波の各氏=27日、大阪市住之江区 |
大阪自治労連、大阪府職労、大阪市労組は27日、大阪市役所で会見し、2025年日本国際博覧会協会(万博協会)と万博推進局に対し「万博開催の見直し・中止」を求める要請とともに、大阪府職労が取り組んでいるオンライン署名「大阪・関西万博にかかわる労働者の健康と命を守ってください」2万180人分を提出したと発表しました。
要請では、万博中止とともに▽万博建設現場の労働者の健康と安全を守る、労働基準法と関連法令の順守▽万博関連業務に従事する府・市職員の業務量に見合った配置、時間外勤務の管理徹底、不払い・サービス残業や長時間過重労働の防止▽入場チケットを自治体職員に押し付けない▽万博関連イベントなどに自治体職員の応援を求めない―の5項目を求めています。
大阪自治労連の坂田俊之委員長が「建設費増など万博開催への批判の世論が広がっている。現場労働者や府・市職員へ負担を強いることのないよう命と安全を最優先にしてほしい」と趣旨説明。「万博協会側は『時間外規制の適用除外を政府に要請していない』と明言した」と報告しました。
大阪府職労の小松康則委員長は、万博協会などに派遣されている府職員の長時間勤務の実態などを紹介。大阪市労組の橘波慎一委員長は市職員の超過勤務の実態や職員不足の状況などについて述べました。









