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2023年10月24日(火)

ガザ 燃料枯渇の危機

支援物資第2陣も量少なく

 「壊滅的な」人道状況を迎えているパレスチナ自治区ガザ地区に22日、前日に続いて第2陣の支援物資を積んだトラック14台が入りました。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が、ロイター通信に対して明らかにしました。一方で国連関係者らは支援物資の搬入量があまりにも少ないことや、ガザでの燃料枯渇の危機を指摘しています。


 ロイター通信によると、支援物資の第2陣はエジプトとの境界にあるラファ検問所を通って入りました。

 21日に、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘ぼっ発後初めて支援物資を載せたトラック20台がガザ入り。22日から第1陣の支援物資の配布が始まりましたが、食料や水、燃料などの不足は変わらず、支援関係者は依然として人道的危機を警告しています。

 国連当局によると、ガザでの現在の緊急の需要を満たすには、少なくとも1日トラック100台分の支援物資が必要だといいます。

 報道によると、イスラエルはガザへの燃料の搬入は認めていません。UNRWAのラザリーニ事務局長は22日の声明で「UNRWAはあと3日間で、ガザ地区全体の人道的対応に不可欠な燃料を使い果たす。燃料がなければ、水も出ないし病院もパン屋も機能しない。必要としている人たちに援助が届かない」などと指摘しました。

 ラザリーニ氏は声明で、全ての当事者と影響力のある者に向けて、「人道的対応の崩壊を防ぐため、直ちにガザへの燃料供給を許可し、燃料が確実に使えるようにするよう呼びかける」と強調しました。


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