2023年10月24日(火)
衆参2補選出口調査
無党派層 大半が野党支持
第2次岸田再改造内閣の発足後、初の国政選となった参院徳島・高知選挙区補選と衆院長崎4区補選では、支持政党がない無党派層の多くが野党系候補に支持を寄せたと各メディアが報じています。
「共同」は投開票日の22日に出口調査の結果を配信。日本共産党や立憲民主党、社民党、新社会党などが支援した無所属の広田一氏が勝利した参院徳島・高知選挙区で、自民新人への無党派層の支持は「わずか17%で、広田氏の82%に大きく水をあけられた」としました。
長崎4区は、共産党が自主的支援を行った立憲民主党の末次精一氏が得票率7ポイント差で惜敗したものの、「無党派層は末次氏に63%が流れ、(当選した自民新人の)金子氏は36%と伸び悩んだ」と指摘。42・19%と過去最低を更新した投票率をさらに押し上げることができていれば、状況が変わっていた可能性もあったことを示しています。
野党候補の一本化に対し、長崎新聞は23日配信の記事で「これまでの選挙では自民内で内輪もめしようが、分裂しようが、野党側が多弱だったため勝つことができた。しかし今回は野党が末次氏で一本化した上に、内閣支持率の低迷などで無党派層の支持も末次氏に水をあけられた」と評しました。








