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2023年10月22日(日)

無人機配備 撤回求める

共産党沖縄県委 「嘉手納強化許さぬ」

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(写真)MQ9の配備撤回を求める要請書を提出する(左から)新垣、ニシメ、しまぶく、田仲、千葉の各氏=20日、沖縄県嘉手納町・防衛省沖縄防衛局

 日本共産党沖縄県委員会は20日、米軍嘉手納基地に配備される無人機MQ9の本格運用を米空軍が11月から強行しようとしている問題で、沖縄防衛局に対し、「嘉手納基地のこれ以上の機能強化は許されない」として配備撤回を要請しました。

 ニシメ純恵、しまぶく恵祐両県議、千葉綾子沖縄市議、新垣千秋北谷町議、田仲康栄元嘉手納町議が参加。しまぶく県議は配備撤回のほか、無人攻撃機としての役割もある同機の運用を明らかにすることなどを求めた要請書を提出しました。

 防衛局の担当者は、MQ9が情報収集、偵察活動において「重要な役割」を担っているとして配備を撤回する考えはないことを説明。「攻撃などの目的で配備を計画されているものではない」と繰り返しました。

 千葉氏はMQ9が事故を起こしていると指摘し、新垣氏は「ミサイル搭載は可能なはずだ。嘉手納で(攻撃の)訓練は行わないと米軍から確約は得ているのか」と追及。田仲氏は、過去にアフガニスタンで重さ500ポンドの爆弾を搭載、使用していることに言及しました。

 防衛局側は「厳しい安全保障環境を理解いただきたい」と述べるにとどめました。

 ニシメ氏は「沖縄で地元に説明もしないで強行するのはあまりにも県民を愚弄(ぐろう)している」と批判。しまぶく氏は「配備されること自体が負担増加だ」と強調しました。


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