2023年10月21日(土)
武力行使 即時停止を
イスラエルとハマスに求める
NGOが集会
![]() (写真)イスラエルとパレスチナにおける武力行為の即時停止にむけて開かれた集会=20日、参院議員会館 |
イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスに武力行使の即時停止を求める緊急集会が20日、参院議員会館で開かれました。主催はパレスチナ支援をしているNGO3団体。
主催者を代表して日本国際ボランティアセンター代表理事の今井高樹さんは「武力行使の停止を求める声が国内でも高まっている」とあいさつしました。
主催団体のパルシック東京事務所の糸井志帆さんとピースウインズ・ジャパンの内海旬子さんは、現地スタッフの状況を報告。避難はしているが危険な状況であり「イスラエルの地上侵攻をなんとしても止めたい」と訴えました。
ピースボート共同代表の野平晋作さんはパレスチナ人の若者たちが中心のNGO団体「パレスチナ・ビジョン」代表のラミ・ナセルディンさんを映像で紹介。ラミさんは「パレスチナは長年抑圧下にあり、何十年も紛争が続いている。このことを国際社会は見て見ぬふりをしてきた。私たちを見殺しにしないで」と訴えました。
パレスチナ子どものキャンペーンの中村哲也さんは現地職員の「誰もがいつも死を覚悟している」との声を紹介しました。
エジプトで人道支援に携わっている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長の清田明宏さんがビデオで登場。まもなくガザ地区とエジプトを結ぶ検問所ラファが開き物資が届けられるようになると報告。一刻も早い人道回廊の設置を求めました。
ヒューマンライツ・ナウの新倉修理事長、千葉大学の酒井啓子教授も登壇しました。
緊急集会には、宮本徹衆院議員、井上哲士、岩渕友、紙智子、山添拓の各参院議員が参加しました。









