2023年10月20日(金)
ハンセン病療養所充実を
全医労が小池議員に要望
![]() (写真)全医労から要望書を受け取る小池晃書記局長(左から2人目)=18日、国会内 |
全日本国立医療労働組合(全医労)の内田裕美東京地区協議会議長らは18日、国会内で、日本共産党の小池晃書記局長と懇談し、国立ハンセン病療養所の体制強化・充実を求めました。
全医労は国立病院機構、国立高度専門医療研究センター、国立ハンセン病療養所の労働者でつくる労働組合です。懇談で内田氏は、同療養所について、(1)合理化計画からの除外(2)賃金職員・期間業務職員の全員定員化(3)偏見差別の解消(4)医療・療養の充実と改善―など4点を求めました。
内田氏は、東村山市にある多磨全生園では入所者の高齢化が進み、医療・看護・介護の増強が早急に必要であるにもかかわらず、職員の定員削減によって療養生活に大きな支障が出ていると語り、体制強化の必要性を強調。また、差別偏見が依然あり、「いまだに故郷に帰れない人がいることに胸が詰まる」と訴えました。
小池氏は、多磨全生園を訪れた時のことを紹介し、要請書の内容に全面的に賛同し、実現のため超党派で頑張りたいと述べました。









