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2023年10月18日(水)

半導体企業に巨額税金

岩渕・はたやま氏 政府ただす

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(写真)ラピダス問題で国要請を行う岩渕氏(正面真ん中)と、はたやま氏(正面右端)=17日、国会内

 日本共産党の岩渕友参院議員とはたやま和也元衆院議員は17日、国会内での国への要請行動で、北海道千歳市に工場を建設中の次世代半導体企業「ラピダス」への巨額の税金投入の姿勢をただしました。

 国はラピダスに21、22年度の両補正予算で最大3300億円の補助を決定。さらに巨額の補助金の上乗せも狙っています。

 岩渕氏は、与党から数兆円の税金投入を求める声まで出ていると紹介。特定大企業優遇になりかねないとして国の産業政策をゆがめる危険を指摘しました。

 はたやま氏は水や大気の汚染などこれまで以上の環境監視の基準が必要だと強調しました。

 経済産業省の担当者は「事業失敗のリスクをできるだけ低減させる」と述べるにとどまり、環境省の担当者は「現段階では(監視の)具体的な想定をしづらい」と回答しました。

 はたやま氏は、次世代半導体の軍事利用などあってはならず、「平和と環境に配慮した産業支援政策こそ必要だ」と強調しました。


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