2023年10月16日(月)
戦争前提の訓練に抗議
大分・日出生台 演習場前で住民ら
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陸上自衛隊と米海兵隊の大規模合同演習「レゾリュート・ドラゴン23」に抗議する集会が15日、大分県由布市の日出生台(ひじゅうだい)演習場ゲート前で開かれました。「日出生台での米軍演習に反対する大分県各界連絡会」の呼びかけに市民約60人が結集し、「県民の頭上でオスプレイ飛ばすな」「戦争につながる訓練はするな」などと声を上げ、訓練中止を訴えました。
日出生台(由布市など)、十文字原(別府市)両演習場では陸自3000人、米軍1100人がオスプレイ8機、地対艦ミサイル、高機動ロケット砲システム「ハイマース」などを投入して離島を奪取する訓練を実施します。実弾射撃も行われ、国が大型弾薬庫新設を狙う大分分屯地(大分市)から沖縄・ホワイトビーチへ陸自コンテナを海上輸送する訓練も組み込まれています。
集会で日高幸男事務局長は大軍拡を推し進める岸田政権の日米一体となった戦争国家づくりを厳しく批判し「大分、九州を戦場にさせてはならない」と呼びかけ。地元住民グループの浦田龍次さんや畜産農家の男性らも声を上げ、「住民を脅かす訓練にノーを突き付けよう」「一人ひとりの行動を束ね平和を築いていこう」などと訴えました。