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2023年10月14日(土)

ガザ 地上侵攻切迫

イスラエル通告 多大な犠牲招く危険

「24時間内」の退避要求

 イスラエル軍は13日、100万人を超えるガザ市の全住民に対し、24時間以内に南部に退避するよう呼び掛けました。今後数日、ガザ市で「大規模な」作戦行動を実施すると表明。民間人は通告があるまで戻らないよう強調しました。ロイター通信が伝えました。

 同軍はガザ地区との境界にすでに戦車を集結させており、パレスチナのイスラム組織ハマスを攻撃するためガザ地区への地上侵攻を行うと見られています。

 イスラエルが封鎖するガザ地区の人口は約230万人。東西約10キロ・南北約40キロの地域に密集して暮らしています。地上侵攻で民間人に多大な犠牲が出る危険があります。

 ハマスは地下トンネルに武器を蓄えているとみられます。ハマスの幹部はガザ退避警告について、「にせの宣伝だ」と述べ、市民に対し、だまされるなと訴えました。

 イスラエル市民1300人を殺害したハマスへの報復として、イスラエル軍はガザ地区に空爆を継続。同地区でこれまでに1500人以上が死亡。双方で死者2800人を超えました。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)によるとガザ地区で40万人以上が家を追われています。


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