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2023年10月12日(木)

30年五輪招致断念

札幌市長・JOC 34年以降目指す

 冬季五輪・パラリンピック招致を目指している札幌市の秋元克広市長と日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は11日、都内で会見し、2030年大会の招致を断念し、今後は34年大会以降の招致の「可能性を探る」との意向を表明しました。

 秋元市長は、21年夏季東京五輪をめぐる汚職・談合などの「一連の事案」で住民の五輪・パラリンピックへの不信感が増大し、理解を得られなかったと説明。30年大会の招致断念はJOCから札幌市に打診されたと明かしました。

 また「今後、具体的な招致を進める場合はしかるべき時期に民意の確認を行う」と述べました。一方、現在市民団体が実施を求め署名活動にとりくむ住民投票条例について秋元市長は「ひとつの手段として考える」と話すにとどまりました。

 山下会長は招致へ住民の理解が得られていないことを踏まえ「拙速に招致活動を行うことは五輪、パラリンピック、スポーツの価値に傷を負わせる」と話しました。


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