2023年10月8日(日)
大軍拡反対 声上げよう
はたらく女性の中央集会開幕 長野
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「ミサイルよりケアを、増税より賃上げを」などのスローガンを掲げて7日、第68回はたらく女性の中央集会(同実行委員会主催)が長野市で始まりました。労働者や業者、農林漁業者ら600人以上(オンライン含む)が参加。命と暮らしが守られる社会へ、誰一人取り残さない運動を進めようと交流しました。
主催者あいさつで舟橋初恵実行委員長(全労連女性部長)は、非正規雇用が多い女性にコロナ禍は深刻な影響をもたらし、物価高で生活が厳しさを増す中、岸田政権は消費税のインボイス(適格請求書)制度や大軍拡で国民に負担増を押し付け、日本を戦争する国に変質させようとしていると批判。「これ以上の格差と貧困、差別はごめんです」と述べ、大軍拡反対の声を上げ、ジェンダー平等のうねりをつくりだそうと呼びかけました。
医療従事者のストライキなど各分野のたたかいを交流。「女性労働者使い捨ての根っこにジェンダー問題がある。その根っこを絶とう」と訴えました。
ジャーナリストの青木理さんと全労連の小畑雅子議長が対談。青木さんは、権力に声をあげる人が増えるほど社会は健全化すると述べ、「諦めず声をあげ続けよう」と参加者にエールを送りました。
ハラスメントを包括的に禁止する法整備など101項目の政府への決議を拍手で採択。参加した女性(29)は、「同じ思いを共有できる仲間がこんなにいることに励まされた」と話しました。