2023年10月5日(木)
沖縄県議会 代表質問
県独自の外交強める
しまぶく氏にデニー知事
 （写真）代表質問に立つ、しまぶく恵祐県議＝４日、沖縄県議会 |
日本共産党の、しまぶく恵祐沖縄県議は４日、県議会で代表質問し、「独自の自治体外交を通じて平和の大切さを訴える県の地域外交室に大きな期待が寄せられている」として、県が取り組む地域外交の成果と今後の取り組みを問いました。
デニー知事は、庁内で地域外交の推進体制をとり、これまで知事・副知事が韓国、中国、米国、カナダ、ブラジル、スイスなどを訪問し、「情報発信や交流促進などの成果があった」と答弁。今後、地域外交の基本方針をまとめ、来年度には地域外交室を課に格上げして推進体制を強化するとしました。
しまぶく氏は、県が「新たな建議書」で政府に対し武力による抑止が国・地域間の緊張を過度に高め不測の事態が起こらないよう努力を払い、平和的な外交・対話により信頼醸成を図ることを建議していると指摘し、「沖縄を平和の発信地とする知事の決意を伺う」と質問しました。
デニー知事は、「沖縄県は苛烈な地上戦の経験、軍事優先で県民の基本的な権利が侵害されてきた歴史がある。二度と沖縄を戦場にしてはならない思いはすべての県民の切実な願いだ」と述べ、「沖縄独自の地域外交の取り組みをさらに強化していくことでアジア太平洋地域における緊張緩和と信頼醸成に寄与していく」と強調しました。
