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2023年10月3日(火)

大谷 本塁打王 大リーグ 日本人初

飽くなき探求心 進化続く

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(29)がア・リーグ1位の44本塁打で自身初の本塁打王に輝きました。大リーグ挑戦6年目。日本人では初の栄冠に「大変恐縮であり光栄なこと」とコメントしました。

 2打席連続本塁打を放った5月31日、好調の要因を「構え、見え方が一番。構えている段階で立ち遅れているなら振り遅れますし、いい構えなら難しい球に対しても素直にバットが出てきたりする」と語りました。

 今季、打撃面で大きく向上したのは直球への対応です。球種別の打率は4割2厘、長打率は8割1分8厘。ともに打率3割前後、長打率5割半ばだった過去2年と比べて大きな改善点です。

 この結果、中堅から左翼方向への本塁打が増加。昨季から取り組んでいる打率の向上にもつながり、自身初の3割超となる3割4厘を記録しました。

 46本塁打を放ちア・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞した一昨年に、「今年の数字が最低(ライン)」と振り返りました。その言葉通り、今季は長打力と確実性をともに向上させました。

 投手との両立に取り組みながら打ち立てた偉業。飽くなき探求心で進化を続ける29歳のさらなる挑戦が注目されます。(宮井貴光)


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