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2023年9月30日(土)

戦争準備の日米訓練

沖縄中部10団体が反対表明

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(写真)「沖縄を二度と戦場にさせないため団結しよう」と声を上げる市民ら=29日、沖縄県沖縄市

 10月に沖縄や九州などで実施される陸上自衛隊と米海兵隊の日米合同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」(RD)について、沖縄県中部地域で活動する10の市民団体は29日、沖縄市で会見し「戦争準備の日米合同訓練に反対する」と表明しました。

 RDは、中国への攻撃拠点となる離島制圧のための訓練で、日米計6400人が参加する国内最大規模。沖縄県内の米軍・自衛隊基地が使用されます。

 会見で、第4次嘉手納爆音訴訟原告団の新川秀清原告団長は「78年前、沖縄は地獄の中に放り込まれた。またあのような戦場にしてはいけない」と訓練中止を訴えました。

 「自衛隊の弾薬庫等建設に反対する沖縄市民の会」共同代表で日本共産党の、しまぶく恵祐県議は、中部地域には米軍基地が集中し市民の受忍限度を超える基地被害が発生していると述べ、「こうした中での合同訓練は許せない。必要なのは外交による平和構築だ」と強調しました。

 「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の照屋寛之共同代表は、「自公政権は日米安保のもと米国戦略で戦争への道を歩んでいる。沖縄を日米安保の犠牲にしてはならない」と語りました。

 10市民団体は、RDに反対と抗議の意思を示すため10月12日に沖縄市で集会とデモ行進を実施するとし、参加を呼びかけました。


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