しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年9月29日(金)

私のからだは私が決める

「性と生殖の健康と権利」求めて

写真

(写真)カラフルな風船や横断幕で飾った舞台で約20人がスピーチをしたスタンディング=27日、東京都内

 「私のからだは私が決める」「My Body My Choice」と書かれたプラカードや風船がたなびいたアクションが27日、東京都内で開かれました。SRHR(性と生殖に関する健康と権利)を求めるスタンディングアクションです。100人、200人とどんどん参加者の輪が広がり、熱のこもったスピーチが続きました。SRHRを求める6団体の共催。

 共催団体のひとつ、SOSHIREN(そしれん)の大橋由香子さんは「1907年から堕胎罪が存在し続けているため、中絶は犯罪になります。中絶を私たちの権利にするには堕胎罪をなくし、配偶者の同意が必要とされている法を変えることが必要」だと訴えました。

 今年4月、経口中絶薬が承認され、子宮内からかきだす手術法を選ばなくてもよくなると期待されています。「ピルコン」の染矢明日香さんや「#もっと安全な中絶をアクション」の片山亜紀さんは、承認後、販売がなかなか進んでいないことにふれ「もっと声を上げていきましょう」と呼びかけました。

 プラン・ユースグループの逸見萌依さん(20)は、大学に入ってSRHRを学び、「日本では遅れている現実を知った。世界でスタンダードの包括的性教育を日本で広げたい」と話しました。

 「Transgender Japan」の畑野とまとさんは「トランス女性へのバッシングがひどい。それは女性の人権があまりにもないがしろにされていることとつながっている」と話しました。

 女性障害者の団体からは聴覚障害のある女性も発言。「自分の生き方を自分自身が決める力がある。その力を奪わないで」と訴えました。

 「#なんでないのプロジェクト」の福田和子さんは「私たちはひとりじゃない、みんなで社会を変えていきましょう」と呼びかけました。

 日本共産党の倉林明子参議院議員が参加しました。主催者によると、このテーマでのスタンディングは初めて。


pageup