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2023年9月26日(火)

軍拡反対 暮らし守れ

全国革新懇、総選挙へ議論

代表世話人会

写真

(写真)全国革新懇代表世話人会=25日、東京都内

 全国革新懇は25日、都内で代表世話人会を開き、衆院解散・総選挙含みの緊迫した情勢のもと、各地の市民運動、悪法実施中止を求めるたたかいなどについて意見を交流しました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。

 参加者は、岸田大軍拡の本質はアメリカの先制攻撃戦略に日本が敵基地攻撃能力をもって参戦することだと強調し、包摂的な平和の枠組みこそ世界の本流であると国民に広く伝えていこうとの意見が出されました。

 暮らしの問題について、30年間に及ぶ経済停滞と暮らしの困難を大本から打開する方策として、▽政治の責任で働く人の賃金を上げる▽暮らしを支え格差をただす税・財政改革▽食料とエネルギーを自給できる国にする―の三つの改革が必要だとの意見が出されました。

 福島第1原発の汚染水(アルプス処理水)海洋放出の強行をめぐり、「原発事故の責任は政府と東京電力にあるが、海洋放出に反対するものを風評被害の加害者とする議論がある。『安全神話』の復活を許さない運動を起こそう」との意見が出されました。

 岸田政権を解散・総選挙に追い込み、大軍拡反対、暮らしを守るために各地の革新懇運動を発展させようとの展望が示されました。

 各分野から「辺野古の米軍新基地建設をめぐり、県の上告を棄却した最高裁判決は法の番人の役割を果たしていない。基地反対の意思を示す県民集会を計画している」(沖縄)、「青年は政治的模索をしているが、『財界優先』『アメリカいいなり』の自民党政治を変えようとの訴えが響き、前大会の拡大数を超えた」(青年)、「たたかう労働組合のバージョンアップを掲げて春闘をたたかった。労働者と組合が要求実現にとりくむことが、国の政策を変えていく力になる」(労働)、「漁業者を含む福島県内住民などで、汚染水の海洋放出の差し止め訴訟を起こした」(福島)など活発な意見や経験が交流されました。

 10月2日に東京で開催する「戦争する国は許さない 沖縄と連帯するつどい」について報告がありました。来年の「地域・職場・青年革新懇 全国交流集会」の準備状況について確認しました。


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