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2023年9月22日(金)

木原防衛相と統一協会 地区幹部との写真発覚

 内閣改造で防衛相に就任した自民党の木原稔衆院議員(熊本1区)が2019年1月、駐福岡韓国総領事館で統一協会(世界平和統一家庭連合)の地区幹部と写真を撮っていたことが21日、本紙の調べで分かりました。自民党の自主点検で木原氏は、過去に関連団体の会合に出席して講演したと報告していますが、地区幹部とどんな関係があったのか、説明責任が問われます。(統一協会取材班)


写真

(写真)駐福岡韓国総領事公邸で記念撮影をした(左から)統一協会熊本教区長だった永井義行氏、木原稔防衛相、孫鍾植総領事ら=2019年1月26日(駐福岡韓国総領事館のホームページから。一部加工)

 駐福岡韓国総領事館のホームページによると、木原氏は19年1月26日に孫鍾植(ソン・ジョンシク)総領事から公邸昼食会に招かれ、韓国と九州の交流増進案などについて意見を交わしました。

 写真には木原氏と総領事のほか、統一協会の熊本教区長を務めた永井義行氏らが並んでいます。

 木原氏は13日の防衛相就任会見で統一協会との関係を問われ、自民党の自主点検で「特に過不足はない」と返答。協会関連団体との関係は「10年前とかそういうことだった」とも述べています。

 昼食会で撮影された写真により、統一協会との新たな接点が発覚した形です。

 本紙の取材に、木原氏の国会事務所は「駐福岡韓国総領事の主催による昼食会に招かれ、領事館を表敬したところ、すでにその場に指摘の人物が来ていました」と説明。「統一協会およびその関連団体との関係は持たないとの党による方針に沿って、これらの団体とはすでに関係を絶っております」と述べています。

 駐福岡韓国総領事館にも質問状を送りましたが、期日までに回答はありませんでした。


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