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2023年9月21日(木)

「戦争する国」許さない

安保法制強行8年 各地で市民と野党

札幌市

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(写真)パレードする人たちと、はたやま氏(右列前から4人目)=19日、札幌市

 「戦争をさせない北海道委員会」は、戦争法(安保関連法)の強行から8年となった19日夜、「あの強行採決を忘れない」と総がかり行動を札幌市で繰り広げました。

 パレードに先立って開いた集会で政党からは、日本共産党の、はたやま和也衆院比例予定候補と立憲民主党の勝部賢志参院議員、社民党の浅野隆雄道幹事長がマイクを握りました。

 はたやま氏は「8年前に諦めずに続けた行動があったから『この先に進ませない』『憲法を変えさせない』うねりとなってきた」「たたかいが起きて戦争に行かされるのは若い世代や次の時代を担う子どもたち。止めるために声を上げよう」と市民に訴えました。

 集会参加者が道行く3人の高校生に声をかけると、最前列で訴えに耳を傾け、「やっぱり戦争は止めなくちゃいけない」「平和について教科書でしか学んでこなかったけど、実際に行動しているおとなの話をじかに聞いて心に響きました」「自分たちのような若い世代も行動しなきゃ」と集会後、「戦争でたたかうな。戦争とたたかえ」の横断幕のメッセージに共感を示し、デモに参加しました。

 「ミサイル買うより子育て支えろ」「戦争よりも暮らしに使え」「ミサイル向けるな。外交頑張れ」などと、日本共産党の平岡大介元市議らのリズミカルなコールに唱和し行進しました。

 「憲法守れ」のコールに「これ大事」と話し、沿道から「戦争反対」と声を上げ、デモにピースサインを送る青年も。はたやま候補が隊列に加わり一緒に行進しました。

広島市

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(写真)マイクで訴える川后氏(中央)と、横断幕を掲げる(左から)三木、大平、山内、鷹廣各氏ら=19日、広島市

 広島県の「戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会」は安保法制(戦争法)強行成立から8年となる19日夕、広島市の繁華街で宣伝しました。県内の立憲野党4党の代表も駆け付けました。

 約50人が参加。横断幕や「9条こわすな」などのメッセージを掲げアピール。多くの人が注目し、手振りや親指を立て賛同を示す人もいました。

 川后(せんこう)和幸共同代表は、戦争する国づくりに暴走する岸田政権を厳しく批判し「この1年が日本の憲法が守られるかどうか正念場の年になる。市民と野党が協力し平和な日本を取り戻すため一緒に頑張ろう」と呼びかけました。

 日本共産党の大平よしのぶ衆院中国ブロック比例代表予定候補、立憲民主党県連の鷹廣純副幹事長、社民党県連の山内正晃副代表、新社会党県本部の三木郁子委員長ら8人がリレートーク。

 大平氏は、野党共闘で勝利した岩手県知事選などにもふれ「共闘こそが政治を変える希望だ。本気の共闘で、来たる総選挙で岸田政権打倒に追い込もう」と訴えました。

 鷹廣氏は「43兆円もの軍事費を計上する国の暴走を止める」と決意し、山内氏は「戦争法廃止を引き続き求めていく」と力を込め、三木氏は「軍拡の流れに歯止めをかけよう」と連帯を表明しました。


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