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2023年9月20日(水)

爆発事故 原因究明を

愛知 「日油」武豊工場に要求

もとむら氏同席

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(写真)日油への聞き取り後、武豊町へ要請する、もとむら氏(手前左)と梶田氏(奥右)、「考える会」のメンバー=19日、愛知県武豊町

 愛知県武豊(たけとよ)町の化学メーカー「日油」の工場で14日に起きた爆発事故をめぐり、「武豊町の環境問題を考える会」のメンバーは19日、同社を訪れ聞き取りをしました。日本共産党の、もとむら伸子衆院議員・東海比例予定候補と梶田進町議が同席しました。

 同社の澤田徹哉工場長は、人的被害はなかったとしつつ、被害状況や原因については現在調査中だとしました。もとむら氏は、爆発場所や製造していた製品、梶田氏は爆発した配管の材質などについて質問しましたが同社は「調査中」として答えませんでした。

 もとむら氏は「住民の命に関わることだ」として、再発防止のための原因究明と情報開示を求めました。

 岸田自公政権が昨年閣議決定した「防衛力整備計画」で、地上発射型などを2025年度から28年度までの「開発完了を目指す」としている12式地対艦誘導弾能力向上型。もとむら氏の過去の聞き取りに防衛省・防衛装備庁は同計画について「最終組み立ては、火薬メーカー、日油武豊工場、日本工機、中国化薬に委託する」と答えています。

 もとむら氏は、この内容について、真偽をただしました。

 澤田氏は「コメントできない」との回答に終始。もとむら氏がさらに追及すると、陣内孝教愛知事業所長は「否定はしない」と答えました。

 もとむら氏は、1兆円を超える同計画について「標的になる軍需工場は住民の命に直結する。説明がないのはあり得ない」として情報開示を要求しました。

 梶田氏は、土地利用規制法の注視区域指定の可能性、住民への影響について指摘しました。

 聞き取り後、同町へも要請しました。


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