2023年9月14日(木)
映画業界の性加害 聞き取り
共産党国会議員団PT
![]() (写真)映像業界から性暴力・性加害をなくす会の睡蓮みどり(正面左)、早坂伸(同右)の両氏から聞き取りをする党プロジェクトチーム=13日、参院議員会館 |
日本共産党国会議員団「芸能分野での性虐待問題等についてのプロジェクトチーム」は13日、国会内で「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」から映画界の現状や要望を聞き取りました。同チーム責任者の吉良よし子参院議員、事務局長の宮本たけし衆院議員らが参加しました。
かつて出演した映画の監督による性被害をメディアで告発している俳優・文筆家の睡蓮(すいれん)みどりさんは、芸能界での性暴力に社会的関心が高まっていることに触れ「社会が変わってきていると感じる」と発言。一方、すでに生じた性被害当事者は救済されていないと述べ、過去の性加害を検証する第三者機関の設置を訴えました。
性被害当事者は被害の認識までに時間がかかることもあるとして、刑法上の時効の撤廃を要望。医療への補助や、性被害の相談にあたる警察官への教育の徹底を求めました。
性被害当事者を支援する映画カメラマンの早坂伸さんは、性被害の告発は加害者側から名誉毀損(きそん)で訴えられる恐れがあると指摘。名誉毀損の定義見直しを訴えました。
吉良議員は、この間、ジャニーズ問題当事者などから聞き取りを行ってきたと紹介。「ジャニーズだけでなく芸能分野での性加害をなくすため、相談機関の設置や時効撤廃など、実現に向け力を合わせたい」と話しました。









