2023年9月7日(木)
1千万人超に影響
税理士がインボイス勉強会
![]() (写真)「インボイス制度の中止を求める税理士の会」の勉強会=5日、東京都渋谷区 |
「インボイス制度の中止を求める税理士の会」は5日、消費税のインボイス(適格請求書)制度の10月実施が迫るもと、東京都内で勉強会を開きました。インボイスの導入で1000万人超の事業者が影響を受け2兆円規模の大増税になり、公平・中立・簡素という税の3原則に全く当てはまらず、税制が社会を壊そうとしているとき、中止の声をあげようと確認しました。
菊池純代表は「全く国民のためにならない制度です。税理士の会は引き続き反対活動を続けていきます」とあいさつしました。
各税理士が問題点を解説しました。土屋栄悦氏は「国は『複数税率のもとで適正な課税を確保するためにインボイスが必要』というが、なくてもできている。導入の理由がない」と指摘。高橋紀充氏は、消費税の納税義務者は法律上、消費者ではなく事業者であること、消費税分はモノやサービスの対価の一部にすぎず「益税」は発生しないことを語りました。
「インボイス制度を考えるフリーランスの会」の小泉なつみ氏がゲスト発言。「たたかう税理士がいたから私は行動できています。インボイスはおかしいと一緒に伝え続けていきたい」と述べました。
湖東京至税理士は「なんとしてもインボイスをなくそう」と呼びかけました。









